皇居ランナーを横目に見ながら竹橋の駅から歩いて5分。国立近代美術館の隣にあるのが国立公文書館です。古い公文書を閲覧させてもらえます。
建物に入ってすぐ左手の受付で書類に記入すれば、ネームプレートを貸してくれるので2階に上がります。文章を閲覧する部屋に大きな荷物は持ち込めない(B5サイズの透明袋に入るものは可)ので、荷物をコインロッカーに預けます。
閲覧室では端末を使って公文書の検索をしますが、実は昭和20年以前の多くの文書はデジタルデータをネット上で閲覧できます。ネット上で公開されていない文書、または公開されていても原本を見たい場合は、検索結果から閲覧申請書をプリントアウトして、同じ部屋のカウンターに申し込みます。ほどなくして係の方が文書を持ってきてくれるので、テーブルの上で文書を閲覧します。
写真撮影OKなので、必要な箇所はどんどん撮影しましょう。無言の部屋内にはシャッター音だけが響いてます。
明治時代や大正時代の国策に関わるカビ臭い文書を1枚めくるたびにゾクゾクします。こんな感覚はなかなか味わえません。
1階の展示コーナーでは、大日本帝国憲法や、小渕官房長官(当時)が掲げた「平成」の紙といった重要な文書のレプリカが展示されています。地味ですがおもしろいです。
国立公文書館のツイッターもおすすめです。その日に関わる文書の画像と少しの解説をTLに流してくれますが、これが結構勉強になるのです。