40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

研究成果を人前で発表することも重要

一段落してコーヒーを前にぼうっとしています。

とある大学を会場とした研究会で発表を終えたことで心身が抜けたような状態になっていて、駅近くのカフェで椅子の背もたれに寄りかかってかれこれ30分は経っている状況です。

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さて、私の現在の研究テーマは、以下のようになっています。

A 現在、関心のあるテーマ。どちらかと言えば大学以来の専門分野。 ◎本命

B 現在、関心あるテーマだが、これまでとは異なる専門分野。 ◯対抗

C 大学以来の専門分野で、これまで研究を続けてきたテーマ。しかし、行き詰まりを感じている。 △連下

 

今回の発表はテーマA(本命)でした。2月にはこのテーマでの成果を公表しており、その成果に補足の研究成果を加えて研究者の方々(多くはありませんが)の前で発表したのです。

knada.hatenablog.com

 

発表時にはあまり生産的な質問や意見をもらうことができず、自分の研究があまり興味を持ってもらえなかったのか、と少し落ち込みました。

が、発表を終えた後に複数の方から研究の内容について踏み込んだ意見や批判をいただきました。ありがたいことです。

その際、みなさんに言われたのが「発表内容は論文になっているのか」ということでした。発表内容の大部分は論文になっている、と答えたのですが、公表した論文がほとんど読まれていない証拠と言えます。

半年前に印刷物で成果を公表しているとはいえ、忙しい中ではなかなか読んでもらうまでには至っていないのです。私自身に置き換えても、直接関係が薄い論文をどれだけ読んでいるかと問われれば返答に窮してしまいます。

 

論文として形にすることはもちろんですが、その内容を口頭で伝えることの重要性も認識した発表でした。