『「その日暮らし」の人類学』を読みながらふと思ったのが、最近手に取る本の著者の、立命館大学教員率の高さです。
まずは『「その日暮らし」の人類学』の小川さやか氏。
こちらのエントリで紹介した本の福間良明氏も。
手元の本をめくると他にも何人かいます。つまり自分の関心のあるテーマを研究している方々が立命館に集まっているのです。
国立大学よりも安い立命館大学大学院の学費
今、立命館大学で学べると楽しいだろうな、と妄想しながら、立命館の大学院に進学するという手もあるのでは、と気づきました。私は大学院進学を考えていますが、経済的な理由から国立大学しか視野に入っていませんでした。
というわけで、サイトで調べた立命館の博士後期課程(3年間)に必要な金額です。
1,800,000円+数万円。
内訳は以下のとおりです。
授業料 500,000円/年 入学金 300,000円(立命館出身者以外) 諸会費 数万円
以前、国立大学大学院の学費について書きました。博士後期課程に必要な金額は1,889,400円なので、諸会費を含めても立命館のほうが少し安くなりそうです。
大学院選択にあたって
私が大学院に進学したい理由と、選択する条件です。
1 学位を取得したい
2 数年間でも研究・勉強できる環境に身を置きたい
3 可能な限り学費は抑えたい
4 今の生活拠点である岡山から通える(時間的にも経済的にも)地域
1はともかく、2・3・4の条件を満たせるのは、近所の岡山大学も候補ですが、関西圏または都心の国立大学が筆頭候補になります。京都にあって学費の安い立命館のような大学も候補に挙げられます。
改めて2を考えると、今から研究生活に入る20代の学生と、40歳の自分とでは状況が異なります。学生とは異なり、この分野ではすでにある程度の人脈もあるので、指導教員の研究テーマによって大きく自分の研究テーマが変わることはないと思います。レベルの高い議論をして厳しい指導も受けたいのはもちろんですが。
むしろ、現在の専門分野以外を学び、視野を広げる機会というのが重要なのかもしれません。高い学費を払い、貴重な時間を費やして大学に通う以上は。
この場合、自分の関心に近い分野で研究成果を発表している人がどれだけいるか、その人たちの講義を受けることが可能なのか、という点も重要になってきます。
と、条件を並べて考えてみると、今の私にとって立命館の大学院は進学先として非常に魅力的です。
これまで考えていなかった都心の私立大学についても、もう少し調べてみようと思います。学費の点で無理だとは思いますが。