40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

かつての研究成果も見直すと新たな視点が得られる

 今年の2月、1本のメールで依頼を受けました。9月開催の研究会で発表して欲しい、と。ただ、研究会のテーマを聞いて依頼を受けるのを躊躇しました。私にとって、研究が行き詰まって、ほぼ放棄したに等しい研究テーマだったからです。

せっかくの機会なのでありがたく依頼を受けましたが、私の専門はまだまだこの分野だと認識されているのです。別のテーマに軸足を移しているにも関わらず。

knada.hatenablog.com

(リンク先に挙げた研究テーマの「C」です。)

 

そのレジュメを作成して、昨晩、主催者に送りました。

レジュメ作成にあたって、この2週間、10〜12年前に自分が書いた論文数本を読みながら、別の資料も加えて発表内容を固めていきましたが、意外にも新たな視点が見えてきたのです。行き詰まった研究だと思っていたのに。

今さらこの研究テーマをメインにするつもりはありませんが、9月の研究会では発表者数人の中で一番おもしろい発表ができそうです。十分議論になる自信があります。

あまり乗り気ではなかった研究会ですが、少し楽しみになってきました。