京都・四条烏丸で宿泊した翌朝、散歩しながら見つけたのは喫茶店でモーニングを食べることにした。やや古ぼけた青い軒先テントには「高木珈琲店」とある。
店内は想像どおりクラシカルな雰囲気。男性2人が切り盛りをしている。ちなみに、期待を裏切らず喫煙可である。
この日、昼食をいつ食べられるか分からない予定のため、迷わず680円のモーニングをオーダー。
コーヒーにトースト、ポテトサラダ、スクランブルエッグ、ソーセージと、グリーンな野菜など見あたらない硬派なラインナップ。
弾力あるトーストには塩味の効いたバターがたっぷり。硬派である。
しっとりしたポテトサラダはマッシュされていない大き目のポテトが混じり、食感に訴えかけてくる。硬派である。
ソーセージは噛むとパリッとしている。ボイルしているのではなく、軽く揚げてあるようだ。硬派である。
コーヒーはクラシカルな風味で苦味が前面に出る。硬派である。
全体的にしっかりとした味付けと食感を重視している点が統一されているのがいい。朝から続々と入ってくる人たちで支持されていることもよく分かる。
烏丸通りを渡って少し東に入ると道幅が狭くなり、古い建物も残っている。朝の散歩にちょうどいい。
打ち水を至るところで見かけるのは京都ならではか。