「青もみじ」といったワードもよく見かけるようになったが、京都の寺社は桜が散ってから夏までの緑も美しい。暑い季節に視覚だけでも涼しむことができる。(実際はもちろん暑いが)
神戸での用件を済ませて午後からフリーになったので、阪急と嵐電(京福電気鉄道)を乗り継いで新緑を見るために龍安寺に行くことにした。神戸三宮駅から約1時間30分、降り立った龍安寺駅は錆色の佇まいがいい。
新緑も美しい龍安寺
駅から北に向かって歩くこと約10分で龍安寺が見えてくる。配された15石のうち必ず1石は見えないという方丈庭園(石庭)で有名な寺院だが、この季節は新緑も堪能できる。木々の葉も屋根や石を覆う苔も鮮やかで、見るにも撮影するにも飽きることがない。
地元の人に愛されているHOME coffee stand
龍安寺でひとしきり過ごした後は駅の近くまで戻り、細い道を少し入った住宅街にあるHOME coffee standへ。
こちらのカフェは一段高い座敷スペースが広く子ども連れでも安心。トイレも子ども対応になっている。そうした配慮もあってか、地元の方々が気軽に立ち寄るカフェとなっているようで雰囲気がとてもいい。安心して体を預けることができる場といったところか。
そんな雰囲気とは相反して(?)コーヒーはしっかりとした味で年配の方にも好まれそう。量が多めなのもうれしい。
HOME coffee standのある龍安寺駅付近は生活の香りが漂っていて、たとえば青果店に入って買い物をしながら歩くだけでも楽しい。