独り身の40代、大学院進学と博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

今の大学院進学に求められる第一条件は研究に対する姿勢らしい

先日、某大学の教員Kさんのもとを訪ねた。

Kさんと私は同世代。初めて会ったのは学生時代だが、以来20年間は学会等で顔を合わせば(数年に一度)あいさつを交わす程度の、決して深いとはいえない関係である。

春の終わりにKさんにメールを送り(アドレスは大学のサイトに掲載してあった)、現在Kさんが勤める大学院に進学することは可能なのかを訪ねた。Kさんからはすぐに返信が届き、「中で協議するから主要業績を送って欲しい」とのことだったので、何本かの論文をPDFでまとめて送っていた。

 

Kさんは会うなり「突然のメールで驚いた」と。それはそうだろう、Kさんとは親密な訳でもなく、私はKさんの勤める大学に縁もゆかりもない。卒業したのは別の大学である。

私とKさんの専門分野は一致しないものの、私はKさんの近年の論文を読んで刺激を受けるも多く、Kさんのもとで研究を進めたい旨を伝えた。また、3年後までのおおまかなロードマップも示した。

Kさんには「そうであれば、ぜひうちを受験して欲しい」とまで言ってもらい、同じ研究科の教員の先生の部屋へ連れて行ってもらった。初対面の先生からは矢継ぎ早に質問を受け、私はゆっくりしっかり球を打ち返した。

 

その後、Kさんの部屋で渡された過去問を一人眺めているうちに、英語の問題を解ける気は無くなってしまった。なんとなくは読めるが、完全和訳となるとかなり怪しい。

 

しばらくすると戻ってきたKさんは、お茶を淹れながら不在の間の話をしてくれた。

「○○先生は、なださんからはやる気が十分感じられたとおっしゃっていた。目的が不明瞭なまま大学院に進み、結局研究がものにならない学生も少なくないので、うちの研究科では研究に対する姿勢を重視する。その点については、なださんはクリアしているということ。あとは、院試をパスして欲しい。内部進学じゃないのでハードルは高いかもしれないが」

20年前の感覚だと、研究したい学生が大学院に進むため進学の時点でやる気がないことなんて考えられない。莫大な授業料を払うのに……。このあたりは現状の大学院事情をまったく分かっていない私が浦島太郎状態ということだろう。

 

それはさておき、目標となる大学院は定まってきたので、仕事と研究の合間で英語の勉強をするしかない。