初めて見ると誰もが足を止めてしまう外観。店名はメフィストフェレス。悪魔です。
サイトによれば創業は1964年とのこと。経営している現代企業社は、高知で18店舗の飲食店を手がけていて地元ではよく知られています。
店内はかなり広く、1席もゆったり取られています。暗めの照明で、卓上の小さなライトが手元を明るく照らしてくれます。純喫茶のいいところだけを残したような雰囲気。
実は高知はモーニングが盛んな土地。モーニングと言いながらも午後の遅い時間までというのも珍しくありません。それだけ根付いているのでしょう。
今回も注文したのはカジュアルモーニング(460円)。厚切りトーストにサラダ、ゆで卵、コーヒーです。サラダの野菜はみずみずしく、若干甘みのある生地のトーストにはまんべんなくバターが塗られており、そしてなにより温かいゆで卵が個人的には高評価です。
食後にはお茶まで付いてきます。
店内には常連とおぼしき年配の方が多く、みなさんゆっくり新聞や本読んだり会話を楽しんだりしています。パソコン開いている人は一人もいません。
とはいえ、常連でなくても入りやすく過ごしやすいのがメフィストフェレス。誰でも入りやすい老舗の純喫茶というのは意外に少ないように思います。50年以上続いているのには、そんな雰囲気づくりもあるのかもしれません。