広くなったり狭くなったりする山道を車でたどって着いた目的地は、周りの風景に溶け込んで、目立つとは言い難い建物。控えめに立つ「甘納豆」の看板が目印です。
香川県高松市の山間部にある村瀬食品は、甘納豆を生産・販売する、知る人ぞ知る店。この甘納豆は、秋口からゴールデンウィークまでの季節限定生産です。
店内では袋詰めされた甘納豆が販売されています。1袋、300g強(種類によって若干増減します)で300円とかなりお得な価格設定。
村瀬食品の甘納豆は、外側の薄皮1枚が柔らかく、そこから内は程よい歯ごたえが残っています。そして最大の特徴は豆の強い香り。素材である豆の味が十分に活かされた甘納豆なのです。私がもっとも好きな黒豆は、実は隠れた香川の特産品。
4種の豆はやや透き通った色が宝石のようです。こちらをホットケーキやパウンドケーキに入れて焼くと見た目も鮮やかな和風スイーツに仕上がります。
厚みのある芋納豆も食べ応えがあって人気。
賞味期限が約2週間と短いのは保存料を使用していないからとのこと。
どなたに手渡しても、後で必ず「おいしかった」と言ってもらえるので、行くと何袋も甘納豆を購入してしまいます。
2016年の営業は12月29日まで、2017年の営業は1月7日からだそうです。
村瀬食品