40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

書き上げた達成感に浸りながら食べる桜餅の味

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1本の論文を、とりあえず完成させました。

 

現在の私の研究テーマを分けると次のようになっています。

A 現在、関心のあるテーマ。どちらかと言えば大学以来の専門分野。 ◎本命

B 現在、関心あるテーマだが、これまでとは異なる専門分野。 ◯対抗

C 大学以来の専門分野で、これまで研究を続けてきたテーマ。しかし、行き詰まりを感じている。 △連下

今回の論文は、テーマB、◯対抗テーマです。以前のエントリにも書きましたが、このテーマはおもしろいと考えていて、世の中の関心も高いと踏んでいます。

knada.hatenablog.com

 

ただ、私はこの分野で研究をしたことがないうえ、どの分野に当てはまるかもよくわからないのです。なので、今回の論文は知人の理系の大学教員に見てもらって適当な分野を判断してもらいます。どちらかと言えば、理系の範疇かな、と思ってますが。

研究テーマに近いと思う分野の学会の会則や会費、雑誌の投稿規定などを見比べましたが、異分野、特に文系と理系では会費や投稿規定にかなり違いがあります。理系のほうが会費は高く(会社が会費を負担する分野も多いためらしい)、論文掲載料を徴収する学会も少なくありません。一方で、理系のほとんどの学会がオンライン対応しているため、雑誌掲載後は多くの人に読んでもらうことができるでしょう。

インターネットが日常用具になった現在、オンラインでの論文閲覧は当然と言えますが、一方で会費や掲載料の価格を考えると、経済的に余裕がない人間は理系の学会で研究発表するのは困難です。在野研究は文系の限られた分野が最も馴染むのかもしれません。

今回の論文を見た知人が、理系のある分野に該当すると言えば、高い入会費と年会費、論文審査料(合計数万円)を納めて投稿するつもりです。かなりの出費になりますが、研究成果を世に問うためと腹を括っています。

 

とりあえず、目の前の論文が一段落したので、食べたくて我慢していた桜餅を買ってきました。もちろん道明寺です。達成感に浸りながら食べる和菓子の味は、論文を書き上げた時にだけ許された特別なものなのです。(と思っているのは私だけ?)