40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

下北沢の具だくさんスープカレーとずっしりベーグルで満たされた一日@ポニピリカ・LOOP BAGLE WORKS

仕事で1年ぶりに訪れた下北沢。実はカレー激戦区らしい。激戦区に来たからにはランチはカレーと決めて、駅周辺をウロウロしながら一番気になったのはおじさんの横顔のイラスト。

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入口のメニューを眺めているうちに口と胃はすっかりスープカレーモードになり、このポニピリカに入ることに。

週替りスープカレー、サラダ、ドリンクで1,000円のランチセットがあったので、こちらを注文する。ライスは量を選べるうえ、おかわりも自由。カレーの辛さももちろん選べる。

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店内はエスニック風だが、それで統一されているわけではなく、クイズマシーンや御札などもあって少しカオスな感じが下北沢らしい。

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少し待って運ばれてきたスープカレーは見るからに具だくさん。人参、大根、オクラ、ほうれん草、チキン、キクラゲ、豆苗などが入っていて食べ応えもある。なかでも皮付きのじゃがいもは、じゃがバターで食べてみたいほど濃厚な芋の味だった。

和風の味(ダシ)とスパイスのバランスが絶妙なスープカレーは深みがあって癖になりそう。このカレーの味にはなかなか出合えないと思う。

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雑穀米にトッピングされるゆで卵がうれしい。

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通常メニューは少し高めだが、エゾシカハンバーグのカレーなどもあって再訪欲が高まる。近所にあったら定期的に食べたいスープカレーだ。

 

スープカレーの後はベーグルを買うために南口のLOOP BAGLE WORKSへ向かう。 

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ベーグル専門店(テイクアウト)のLOOP BAGLE WORKSでは、基本のベーグル(プレーン、チーズ、ブルーベリー、バジルなど数種類ある)が200円で販売されている。ベーグルはかなり大きく、持つとずっしりしているのがわかる。200円でこのサイズは安い。

今回は夕食にそのまま食べたが、生地がいい意味で主張しすぎない味なので、ツナやトマトなどをサンドして食べてみたい。

ちなみにLOOP BAGLE WORKSにはサンドもある。このベーグルのサンドだと1個でも1食分になりそう。

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この日は下北沢のスープカレーとベーグルで胃も心もすっかり満たされた。食べ物がおいしい街は、いい。 

 

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冬と言えばカキオコ。大粒の牡蠣と鉄板上でのパフォーマンスを楽しむ。@安良田(岡山県備前市)

冬になると必ず通う場所があります。岡山県の東部、兵庫県との県境にある備前市日生(ひなせ)です。目的は牡蠣のたっぷり入ったお好み焼き・カキオコ。

牡蠣の養殖が盛んな日生にはカキオコを食べさせてくれる店がいくつもあり、牡蠣のシーズンになると週末は小さな港町がたくさんの人で賑わいます。

 

この日も12:00前に訪れたにも関わらず、店の外にはすでに行列が。

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私がひいきにしている安良田(あらた)では、大粒の牡蠣10個程度を鉄板で焼き、それを生地の上にのせて焼きます。

 席は鉄板周りのカウンター(と呼べるほどスペースはありませんが)とテーブルがありますが、鉄板周りのほうが、あらたをより楽しめます。というのも、店を回している女性の方々(日生では「おねえさん」と呼ぶらしいです)の口と手のパフォーマンスを間近で体感できるからです。

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下から、生地、キャベツ、牡蠣、生地の順。焼けると、ひっくり返して卵の上にのせて出来上がりです。

ネギたっぷりがうれしいですね。

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お好み焼きの形が崩れるほどの大粒の牡蠣は濃厚で、ソースに負けていません。むしろバランスが取れています。1枚1,000円と、お好み焼きとしては決して安くありませんが、この牡蠣の大きさと量を考えると満足度は十分です。

隣のグループは一口食べるなり缶ビールを注文していました。ビールにも間違いなく合うのでしょう。

 

3月に向けてまだまだ日生の牡蠣の身は大きくなるとのこと。今からがカキオコを楽しむシーズンの本番です。

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安良田 (あらた) (備前/お好み焼き) - Retty

 

秋冬限定、宝石のような甘納豆 - 村瀬食品(香川県高松市)

広くなったり狭くなったりする山道を車でたどって着いた目的地は、周りの風景に溶け込んで、目立つとは言い難い建物。控えめに立つ「甘納豆」の看板が目印です。

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香川県高松市の山間部にある村瀬食品は、甘納豆を生産・販売する、知る人ぞ知る店。この甘納豆は、秋口からゴールデンウィークまでの季節限定生産です。

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店内では袋詰めされた甘納豆が販売されています。1袋、300g強(種類によって若干増減します)で300円とかなりお得な価格設定。

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村瀬食品の甘納豆は、外側の薄皮1枚が柔らかく、そこから内は程よい歯ごたえが残っています。そして最大の特徴は豆の強い香り。素材である豆の味が十分に活かされた甘納豆なのです。私がもっとも好きな黒豆は、実は隠れた香川の特産品。

4種の豆はやや透き通った色が宝石のようです。こちらをホットケーキやパウンドケーキに入れて焼くと見た目も鮮やかな和風スイーツに仕上がります。

厚みのある芋納豆も食べ応えがあって人気。

 

賞味期限が約2週間と短いのは保存料を使用していないからとのこと。

どなたに手渡しても、後で必ず「おいしかった」と言ってもらえるので、行くと何袋も甘納豆を購入してしまいます。

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2016年の営業は12月29日まで、2017年の営業は1月7日からだそうです。

 

村瀬食品

香川県高松市香川町東谷865-2 

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紅葉の殿ヶ谷戸庭園、クルミドコーヒーを巡る国分寺休日充実コース

昨日、紅葉を見るために殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん 東京都国分寺市)を訪れました。

国分寺駅から徒歩3分という立地です。駅から至近距離なのはなぜ、と思いましたが、この点は、甲武鉄道(現JR中央本線国分寺駅開業(明治22年)後に別荘地の庭園として整備された(大正2〜4年)ことと関連するのでしょうか。

 

前々日に降った雪が日陰にまだ残っていました。紅葉と雪という滅多にない光景に出合えて少し得した気分に。

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紅葉シーズンの土曜日でしたが、都心の庭園や観光地に比べれば人も多くはなく、撮影しながらゆっくり散策できます。

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紅葉のピークは少し先のようにも思えるので、来週あたりまでは紅葉を楽しめると思います。

 

紅葉を十分堪能した後、国分寺駅から西に1駅の西国分寺駅に向かいます。目的は西国分寺駅前のクルミドコーヒー

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大きな木の中にいるような店内には、ファンタジー好きならワクワクする仕掛けがたくさん配されています。大きな壁掛け時計、実験室のような地下室・・・。

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オーダーしたのは里芋と肉味噌のサンド。くるみの入ったマフィンはここならでは。パテ状になった里芋は濃厚で、しっかり味付けされた肉味噌が合います。

ちなみに、11:30までだとマグカップ入りのコーヒーを500円で提供してもらえます。

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一人でのんびり考えごとをするにも、家族で絵本を読みながら談笑するにも、最適のカフェです。このあたりは、お店をつくった影山知明さんの本『ゆっくり、いそげ〜カフェからはじめる人を手段化しない経済〜』と繋がっているように感じます。

本のタイトルで引っ掛かった方は、とりあえずクルミドコーヒーで1杯のコーヒーをいただいてみてはいかがでしょうか。

kurumed.jp

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殿ヶ谷戸庭園・クルミドコーヒーは、国分寺休日充実コース。新緑の季節になれば再訪したいと思います。

 

実は茶どころ高知の芳醇な茶を食事やスイーツと一緒に - 土佐茶カフェ(高知市)

実は茶どころの高知。仁淀川の上流や四万十川上流では斜面地に茶畑を見ることができます。その高知の茶「土佐茶」をカフェで味わうことのできる場所が高知市街地の中心部にあります。それが土佐茶カフェ

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席に着くとお冷とともに冷たい煎茶が運ばれてきます。一口含むと、想像以上の香りが鼻を抜けていきます。高知の茶、あなどれません。

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オーダーしたのは、四万十豚と野菜のせいろ蒸し定食。せいろには色鮮やかな野菜が詰め込まれ、味噌汁も具だくさん(冬瓜、焼き豆腐、わかめ)です。味噌ベースのタレは強めの酸味がくせになります。

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 甘く味付けされたさつまいもは食感が絶妙。メイン以外のおかずにも手がかけられています。

温かいほうじ茶もいい香り。

これで600円。

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別の日にいただいた、さっぱり味のカツ丼。レモンと塩を好みでかけて食べます。もちろん小鉢や味噌汁もついています。こちらは550円。

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そして、食事とあわせて注文したいのがアフターセット。250円で日替わりの茶とスイーツがプラスされます。

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スイーツは10種類程度の中から選べます。いずれも茶を使っているようです。しっかりとしたロールケーキや大福もあり、250円の一部とは思えない価格。

この日は抹茶のパンナコッタを選択しました。栗もトッピングされています。

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テーブルに置いてある解説を見ながら茶を淹れます。碗に湯(ポットに入ってきます)を入れて、その湯を急須に入れて、さらに湯冷ましに移して……といった具合です。

淹れた茶は薄めのグリーンで輝いています。香りと味は、これまでにいただいた冷たい煎茶、温かいほうじ茶を超えます。淹れたての強みでしょうか。

茶も湯もたっぷりあるので、何度も淹れることができますが、茶の味は刻一刻と変わっていきます。同じ味にならないのが難しく、楽しいところかもしれません。

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高知の茶をアピールする土佐茶カフェに限らず、純粋に手軽に日本茶を飲めるカフェなどがもっとあれば嬉しいです。コーヒーと同じように日本茶の味や香りの違いををカフェで楽しめるようになれば、私はコーヒーから茶に乗り換えます。

 

ひだまり小路 土佐茶カフェ

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あっさりタルタルソースと野菜たっぷりのランチ - Le Tablier(ル・タブリエ 高知市)

ランチを食べるために目的の店に向かって歩いていました。途中で黒い看板と奥にのぞく階段が気になったものの、素通りして目的地にむかってしばらく進んでいましたが、どうしても気になって引き返してきました。

階段横に掲げてあったメニューに「タルタルソース」の文字を見つけて階段を昇ることに。タルタルソース、大好物なのです。

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 Le Tablier(ル・タブリエ)は2階にあります。窓が大きく店内は明るい光でいっぱいです。

すでに予約である程度埋まっていたようですが、1人は入ることができました。後で高知の方にうかがうと、ランチタイムは女性の予約で埋まっている率が高いとのこと。よかったです。

 

窓際の席に座って日替わりのランチ(750円)を注文。窓の外には高知城の堀と緑が見えます。

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この日のランチは、メインが白身魚のフライ。その周りには多めの野菜が配されています。

白身魚は厚く、身がしまっていて濃い味。冷凍ではありません。タルタルソースは刻んだきゅうりが入っていて(めすらしい)さっぱりとしています。夏向けバージョンでしょうか。いくらでも食べられる気がします。

オムレツは具だくさん、にんじん(しりしり?)にはツナが混ぜてあり、スープも野菜たっぷりです。見た目以上に多くの食材が使われているのです。

おいしいだけでなく、これだけの栄養も採れて750円とは。

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偶然入ったにも関わらず大満足。おかげで、午後からの仕事のパフォーマンスは劇的に向上しました。

日替わりは平日のみ、土曜日はオムライスなどが食べられるとのこと。

 

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Facebookページ(おいしそうな日替わりランチが並びます) 

 

入りやすく過ごしやすい悪魔の純喫茶でモーニング - メフィストフェレス(高知市)

初めて見ると誰もが足を止めてしまう外観。店名はメフィストフェレス。悪魔です。 

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サイトによれば創業は1964年とのこと。経営している現代企業社は、高知で18店舗の飲食店を手がけていて地元ではよく知られています。

 

店内はかなり広く、1席もゆったり取られています。暗めの照明で、卓上の小さなライトが手元を明るく照らしてくれます。純喫茶のいいところだけを残したような雰囲気。

 

実は高知はモーニングが盛んな土地。モーニングと言いながらも午後の遅い時間までというのも珍しくありません。それだけ根付いているのでしょう。

 

今回も注文したのはカジュアルモーニング(460円)。厚切りトーストにサラダ、ゆで卵、コーヒーです。サラダの野菜はみずみずしく、若干甘みのある生地のトーストにはまんべんなくバターが塗られており、そしてなにより温かいゆで卵が個人的には高評価です。

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食後にはお茶まで付いてきます。

 

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店内には常連とおぼしき年配の方が多く、みなさんゆっくり新聞や本読んだり会話を楽しんだりしています。パソコン開いている人は一人もいません。

とはいえ、常連でなくても入りやすく過ごしやすいのがメフィストフェレス。誰でも入りやすい老舗の純喫茶というのは意外に少ないように思います。50年以上続いているのには、そんな雰囲気づくりもあるのかもしれません。

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