40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

京都

メモがあるからこその資料的価値-「よみがえる沖縄1935」@立命館大学国際平和ミュージアム

4/13から始まったKYOTOGRAPHIE。毎年GW前後の時期に京都市内各所で写真を展示するイベントで、タイミングがあえば見に行くようにしている。お金かかってるなー、と感じるだけあって会場での見せ方や設営のセンスがいい。 今年、とりあえず「よみがえる沖縄19…

京都帝国大学の自負とプライド「火焔型土器と西の縄文」@京都大学総合博物館

この秋、京都の展覧会は「国宝」展(京都国立博物館)の話題でもちきりだが、京都大学総合博物館でもひっそりと国宝が展示されている。その国宝とは、縄文土器。特に造詣が美しい火焔型土器と呼ばれる土器である。 www.museum.kyoto-u.ac.jp 昨年、国学院大…

龍安寺の新緑を浴びた後は、HOME coffee standに体を預けてコーヒーを。

「青もみじ」といったワードもよく見かけるようになったが、京都の寺社は桜が散ってから夏までの緑も美しい。暑い季節に視覚だけでも涼しむことができる。(実際はもちろん暑いが) 神戸での用件を済ませて午後からフリーになったので、阪急と嵐電(京福電気…

しっかりとした味付けと食感重視の硬派なモーニング@高木珈琲(京都市 四条烏丸)

京都・四条烏丸で宿泊した翌朝、散歩しながら見つけたのは喫茶店でモーニングを食べることにした。やや古ぼけた青い軒先テントには「高木珈琲店」とある。 店内は想像どおりクラシカルな雰囲気。男性2人が切り盛りをしている。ちなみに、期待を裏切らず喫煙…

研究成果を広く伝えるためにはコミュニティ間の関わりが重要では

先日、京都で開催中の「アートと考古学」展を観覧し、エントリをアップしました。刺激的な内容で楽しめる展覧会です。 この 「アートと考古学」展について、昨日の日経新聞のサイトで取り上げられていました。以下、一部引用します。 www.nikkei.com 「日本…

京都をよく知る人こそ引き込まれる『京都の凸凹を歩く』(梅林秀行著)

ブラタモリに何度も出演する著者が、地形に残る過去の京都を読み解くのが『京都の凹凸を歩く―高低差に隠された古都の秘密』です。祇園、御土居、巨椋池など7か所が地図や写真を交えて紹介されていますが、地域のチョイスが絶妙で、京都をよく知っている人こ…

物に対する認識はどう変化するのか。「アートと考古学」@京都文化博物館

「物の声を、土の声を聴け」のコピーに惹かれて、京都文化博物館で「アートと考古学」展を観てきました。ポスターのフォントがいいですね。 土の中から出土する土器や石器を対象とする考古学、それをアートという切り口でみせる展覧会です。アートというより…

立命館大学大学院博士後期課程の学費は国立大学よりも安い。さらに……

『「その日暮らし」の人類学』を読みながらふと思ったのが、最近手に取る本の著者の、立命館大学教員率の高さです。 まずは『「その日暮らし」の人類学』の小川さやか氏。 knada.hatenablog.com こちらのエントリで紹介した本の福間良明氏も。 knada.hatenab…