40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

論文がリジェクトされたダメージは失恋と同じくらいか

届いた封筒を開けたら提出した原稿がそのまま入っていて、その上にはA4の書類が1枚。

「投稿された論文は受理できません」

以前投稿した論文は受理されなかったらしい。査読すらされなかったのもつらいが、その理由が分からないことがなおつらい。修正の方向性も分からず、今後に活かすこともできない。

この論文は指導教員の先生や同じ専門分野の人に意見をもらい、軌道修正したうえで投稿した。いわばお墨付きをもらっていた訳で、査読で厳しい意見をもらうことは覚悟していても、受理されない事態はカケラも想像していなかった。

そういう訳で、仕事終わりに封筒を開けてからずっと、胸の奥をえぐられるような、何をしても気分が晴れない状態が続いている。

この感情はなんだろう?似たような感覚を味わったことがあるような......。

失恋したときだ、はたと気づいた。うまくいっていると思っていたのに、突然相手から一方的に遮断されたときの、あの感覚。

これに気づいた一瞬だけ気分は高揚したが、それだけだった。眠れないので布団の中でこの記事を書いている。