40代社会人大学院生、博士を目指す。

岡山を拠点とする年齢的にも経済的にも余裕のない社会人が、少しでも研究実績を積み上げようとあがいています。

リジェクトされた論文を別の雑誌に投稿してレモンパイを崩す夜

今、レモンパイをフォークで崩しながらこの記事を書いています。論文を無事提出して、夕食の買い出しついでに買って来たレモンパイです。

提出したのは年末にリジェクトされた論文を大幅修正したもの。リジェクトのメールを開いてからしばらくは呆然としていました。内容に自信もあったので……。

knada.hatenablog.com

 

リジェクトされた論文のテーマに見切りをつける

見たくないメールを受信してから数日を経て、冷静に考えて別の投稿先を探すことにしました。

同じ雑誌に再投稿する道もあるのですが、査読コメントに納得がいかない点や、私がこの学会の「作法」を身につけるまでに時間がかかる点を考慮しました。そしてなにより、この研究テーマに一旦見切りをつけたのです。

1年前の私は研究テーマを、A(本命)、B(対抗)の2つ掲げていました(実はもう1つありますが)。リジェクトされた論文はテーマBです。

A・Bどちらかのテーマで早いうちに成果を出して大学院に進学する予定でしたが、今回リジェクトされたことでテーマBについては諦めがつきました。このテーマでのネタはいくつかあり、しばらく研究を続けられそうな見通しも持っていますが封印することにしました。老後の楽しみに取っておきます。

 

論文を別の雑誌に投稿

このため、今回の論文は早いうちに世に出して「成仏」*1させるのがいいだろうと判断しました。早く出してもらえそうなところに相談し、投稿を受け付けてもらえることになりました。編集部の判断で掲載の可否が決まる「紀要」的な雑誌です。

厳しい査読がないとはいえ、一度はリジェクトされた論文なので大幅に修正し(一応査読コメントも参考にして)、投稿先の雑誌のスタイルに整えて、今日の夕方にメールで送信しました。

 

編集部の方は「内容的には問題ないと思う。もし掲載できなくても別の雑誌を紹介する」と言ってくれました。捨てる神あれば助ける神あり、とはこのこと。

 

初めて買ったレモンパイは甘さと酸味のバランスがいい感じです。

*1:Twitterのフォロワーさんの言葉をお借りしました。この状態を表すのに絶妙。