センター試験の当週、晴れて受験生になることができた。
昨日からネット上をにぎわせているムーミンの話題で、今週末がセンター試験ということを知った。
私も晴れて受験生に
私もかつてはセンター試験を受ける受験生だったのだが、実は晴れて再び受験生になることができた。
「何、分けわからないことを」と言われるかもしれないが、大学院の受験を認められたのである。
大学を卒業してからほぼ20年経った今になって大学院(博士後期課程)への進学を考え、ある大学院の先生に相談したのが昨年の夏。
ただ、事前審査をパスしないと試験を受けることはできず、そのための書類を昨年の11月末に提出した。
私が修士課程(博士前期課程)を終了していないことが問題で、そのために研究計画書だったり論文等を提出しなければならなかった。
その結果通知のメールと文書が今週届いたのである。あっさりとした文面だが、「受験を許可する」という語にほっと胸をなでおろした。
学部卒業と修士課程修了との間にある厳然たる差
今回の件で強く感じたのは、学部卒業と修士課程(博士前期課程)修了との間にある厳然たる差。修士であれば、これほど事前審査の準備は必要なく、審査も短時間で済んだだろう。
学士と、2年間(+α)の時間と学費を費やして研究した修士とでは差があって当然なのだが、アカデミアと離れた場所に身を置く私がその差を実感する場は多くない。というか、その差を忘れかけていた。
自分がそれなりに研究にしがみついて論文を書いてきたとは思っていても、ここまでの手続きを進めるなかで、自分が修論を書いた人と同等ではないことを改めて思い知らされた。
少しでも研究に関わろうと考えている学部生で、環境が許すなら修士課程は修了しておくべきだ。
学部卒業だと、私のように後々になって研究しようとした場合に苦労することになる。